大阪府堺市|有窓階から無窓階への変更に伴う感知器種別変更工事

施工事例2026.07.24

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消防119 編集部

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大阪府堺市の建物にて、テナント入居にともなう窓の改修工事にあわせて、自動火災報知設備の感知器種別を変更する工事を行いました。窓の改修によって階の区分が変わったことにともない、フロア全体の感知器の見直しが必要になった事例です。

現場データ

  • 施工場所:大阪府堺市
  • 工事内容:窓の改修にともなう感知器種別の変更(差動式→光電式)
  • 対象範囲:工事区画を含むフロア全体

工事の背景|窓の改修による有窓階から無窓階への変更

今回の現場は、テナント入居にあわせて窓の改修が行われた案件です。改修の結果、建物の区分が*有窓階(採光や排煙に必要な開口部の基準を満たしている階)から無窓階(開口部の基準を満たさなくなった階)*へと変わりました。

無窓階は、火災発生時に煙や熱がこもりやすく、外部からの進入や排煙がしにくいという特徴があります。そのため、設置する自動火災報知設備の感知器についても、有窓階のときとは異なる種別が求められることになりました。

窓の改修は内装工事の一部として行われることが多く、施工側が意識しないまま階区分が変わってしまうケースも見られます。今回のように、テナントの内装に合わせて開口部をふさぐ、または縮小するような改修を行う際は、感知器の種別にも影響が出ないかをあわせて確認することが欠かせません。

改修後のフロア天井の様子です。窓の改修にあわせて、天井面の感知器や照明の位置もあらためて確認しました。

施工内容|感知器の種別変更とフロア全体への対応

窓の改修にともなう階区分の変更は、工事を行った区画だけの問題では済まないため、フロア全体を対象に感知器の種別を確認・変更する必要があります。

差動式スポット型感知器から光電式スポット型感知器への変更

今回の工事では、感知器を次のとおり変更しました。

項目旧:差動式スポット型感知器2種新:光電式スポット型感知器2種
感知の仕組み周囲の温度上昇を感知煙の発生を感知
主な特徴熱源に反応しやすい煙による火災の早期発見に適する

差動式スポット型感知器は温度の変化をとらえるタイプで、光電式スポット型感知器は煙の発生をとらえるタイプです。無窓階では煙がこもりやすく延焼のリスクも高まるため、煙を感知できるタイプへの変更が必要になりました。

交換前後の感知器本体(裏面)です。左が新設した光電式スポット型感知器、右が撤去した差動式スポット型感知器で、型式や品番から仕様の違いを確認できます。

フロア全体で確認が必要になる理由

窓の改修は一部の区画のみを対象とした工事であっても、階全体の区分が変わることでフロア全体の感知器が影響を受けます。そのため、工事区画以外の感知器についても、種別が現状の階区分に適合しているかをあわせて確認する必要があります。

確認・対応の流れを整理すると、次のとおりです。

  1. 窓の改修内容から階区分(有窓階・無窓階)を確認
  2. フロア全体の既設感知器の種別を確認
  3. 区分に適合しない感知器を洗い出す
  4. 該当する感知器を光電式スポット型感知器へ交換

新設した光電式スポット型感知器です。天井面に設置し、周囲の照明器具とのバランスも確認しながら位置を決定しています。

まとめ

窓の改修によって有窓階から無窓階へ区分が変わる場合、工事区画だけでなくフロア全体の感知器種別を見直す必要がある点に注意が必要です。差動式から光電式への変更のように、階区分にあわせた適切な機器選定が求められます。

消防119では、内装・窓の改修にともなう階区分の変更や、それにあわせた感知器の種別変更にも対応しております。テナント入居や改修工事を予定している場合は、あわせてご相談ください。

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